3月12日から「かぜ外来」 ~完全空間分離しました
本日午前外来は45名、うち「かぜ外来」4名。午後外来は23名、うち「かぜ外来」4名でした。実は昨日までは裏口から入っていただいて、待合室の奥の方に「診察スペース」をつくり、ついたての裏側で診察をしていました。待合室からは見えませんし、きちんと「動線分離」をしていました。しかしどんなに声を抑えても、医師と患者さんの会話は聞こえるんですね。2メートル以上は十分離して設置したのですが、やはりついたての裏表でお互いが気になります。
「かぜ外来」「第3段階」完全空間分離へ
そこで全職員で検討し、裏口から待合室に入るドアを閉じ、手前の狭いスペースに「診察スペース」を移動しました。今日の様子ではまったく声が聞こえませんので、安心して診察ができます。しかしもともと裏玄関ですので、下駄箱があったスペースです。とてもきれいとはいえません。でも患者さんからは、「診てもらえるだけでありがたい」「仕方ないですよね」とご理解をいただけました。むしろ「新型コロナでないですか?大丈夫でしょうか?」「会社に行ってもいいですか?」と不安を訴える患者さんが多く驚きました。
ところで正面玄関の掲示は当初と変更ありません。かぜ症状のある方は、自家用車に戻ってもらい電話をいただきます。もしお電話の難しい方は受付に声をかけてください、玄関前に準備した車に案内いたします。そこで以前ご紹介した問診票に沿ってお話を伺います。
新型コロナ感染が疑われる場合は「相談センター」に連絡をとっていただきます。それ以外のかぜ患者さんは、向かって左奥の裏玄関にご案内いたします。
本来、2F会議室への入り口になっており、下駄箱が置いてあったスペースです。現在会議室は利用休止しておりますので、患者さんにはアルコール手指消毒の上、ドアの前で待っていただきます。
待合室側からはついたてしか見えません。ついたての裏側から左非常口が裏口につながっています。
ついたての中から裏口に出るドアが見えます。
ノックをしてドアを開けさせていただきます。診察ののちには、すみやかに自家用車(あるいは当院の車)にもどっていただきます。事務職員が会計に伺います。
新潟市内に「新型コロナ」陽性者がでたのが2月29日土曜日でした。翌週3月2日から「かぜ外来」を始め、最初はふだん医師が診察する「診察室①」のとなりの「診察室②」をつかっていました。その後のさまざまな情報をうけて、そのつど全職員で検討し、「動線分離」→「空間分離」と対応してきました。しかし当院のような小さな診療所では、なかなかみなさんが安心して気持ちよく診察を受けていただける環境をつくることができず、ご迷惑をおかけしています。
今日もあらたに3人の「新型コロナ」感染者が確認されました。新潟市内では13人(全県で14人)となります。新潟市内では、卓球スクール関連の感染者11人、ニプロ職員とその関係者で2人です。今後どのように新たな感染が発生するかわかりませんが、ひきつづき重要な情報を聞きもらさないよう注意し、臨機応変にしっかりと対応いたします。よろしくお願い申し上げます。