坂井輪診療所

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新型コロナウィルス感染症対策、県へ要請しました

2020/8/31
[ コロナに負けない! ]

  「新型コロナウイルス感染症に関する要望書」を新潟県に提出           (坂井輪診療所・事務長 石井ゆう)2020.8.26

8月26日新潟県に対し、県社保協と新潟民医連の共同で、新型コロナウイルス感染症に関する「地域外来・検査センター」*の拡充等を求める要望書を提出しました。坂井輪診療所からは、健康友の会役員2名と事務局、事務長の4名で参加してきました。

新潟県からは福祉保健部福祉保健課・企画主幹の方が応対。冒頭から、『現場の声を聴き実態とマッチした県政策にしたい、ぜひリアルな状況を聞かせてください』と 和やかな意見交換の場となりました。県からは『知事を先頭に「戦略的に」PCR検査を拡充しようと調整している。「地域外来・検査センター」も公表できる段階ではないが県内で設置のめどがついたところが複数個所ある』などの話がありました。

現場の声として坂井輪診療所から、診療所の4-6月の患者動向・経営状況を伝えたのち、『患者さんの受診抑制を受け安心して受診できる環境をつくるため、各診療所が「かぜ外来」を工夫して設置している。ただここには限界があり、感染の慢延期を想定すれば、誰でも受診でき、インフルエンザも新型コロナも同時診療ができる「地域外来・検査センター」がどうしても必要。インフルエンザ流行期に入る前にその医療体制がないと、地域医療を担いきれない危機感を感じている』と申し入れをしました。

 この間、坂井輪診療所では新型コロナウイルス感染症の影響を受けるにつれ、適切な地域医療体制の整備がなければ患者さんも職員も守れないという思いを強くしてきました。今回の要望書の中には私たちのこの思いもずいぶんのせてもらいました。また今回の要請行動に参加することで、診療所の声を直接県の方に届けることもできました。すぐに何かが変わるかはわかりませんが、行政も私たちもこの未曽有の事態を何とかしたい、住民の安心・安全を守りたいという方向は同じだということは感じてきました。引き続き、民医連内外を問わず共通の思いでつながっていくことを意識し、声をあげ、実現可能な道を探ることを諦めずに、できる一歩を踏み出し続けていこうと思いました。

「地域外来・検査(PCR)センター」*とは?

  • かかりつけ医が「PCR検査が必要」と判断した方のうち、比較的症状が軽い方を受け入れ、診察・PCR検査を行うところ。詳細な場所は非公表。
  • 受付・診察・検査まで、ドライブスルー方式で行う。
  • 2020年8月現在、県内には9か所設置(新潟、長岡、柏崎、十日町(2か所)、五泉、燕、南魚沼、新発田)されている。
  • 新潟市の場合、新潟市医師会が県の委託を受けて運営。名称「新型コロナ相談外来」が現在市内1か所のみ。(開設日:週5日、検体採取可能数:1日20件)

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