坂井輪コミュニティセンター主催第33回「ふれあい講演会」で安達先生が講演をおこないました
2020.11.8 西区にある坂井輪コミセン主催「ふれあい講演会」に安達先生が「新型コロナ正しく知って正しく恐れる」をテーマで講演を行いました。40人ほどの地域の方々、自治会関係の人など、マスクを皆さんしっかりして参加。主催者あいさつに続いて笠原西区長からもあいさつなどがありました。続いて安達先生が1時間半ほど講演と質疑応答がありました。自治会の方から、「いつまでこの状態がつづくのか、つながりがきれてしまって今年は大変」「よくわかってすっきりした」などの声が寄せられました。
講演会のあとに若干懇談の時間を持ちました。ここからは私見ですが、西区の現状をみると、地域発生が全くなく、ほぼ県外からの持ち込みであること、これは区民がまじめに感染予防を行っているからではないか、しかし心身ともに疲労が蓄積してきています。町内会でも、新年会、納涼会、このままでは忘年会も開くことができず、町内の絆が弱まっていくのではないか、地域の飲食店業のみなさんも困っているようです。
そしてこの状況をさらに悪化させないためには、日本全体に言えることですが、感染者の自己責任を過剰に追及しないことが重要で、もし風評被害が広がるようであると、必要な人がPCR検査をうけなくなるのではないかと危惧されます。また地域としての感染対策は、その地域の感染状況によって柔軟な対応をするべきではないか、少なくとも東京都と西区に同じような生活制限を強いるべきではない、もっともっときめ細やかなリーダーシップが行政には求められるのではないかと思います。
新型コロナとのたたかいはまだ始まったばかりです。これからも住民のみなさんの声に耳を傾け、行政や諸団体のみなさんとともにがんばっていきたい、日常診療にも生かしてきたいと思います(安達)。